あの子はやっぱり医者の娘

すぐに僕が念のため持ってきた鞄の中から薬を取り出して

一緒に入っていた水と一緒に飲ませてくれた




…ありがとう

そして…ごめんね

女子より体弱くて




泣きたくなって来た

泣いちゃいけないのに




…凄く辛い

告白してみるよって樹に言ったのに

出来ないよ告白なんて




もし…運が良くて付き合えたとしても

彼女より体が弱い彼氏なんて

駄目だよ…




これじゃ彼女を守れない

彼女に苦労をかけてしまう




…どうしよう

こんなにも自分自身を恨んだことなんてないよ



どうして僕は弱いの?

あの子を守れないぐらい弱いの?

どうして助けてもらっているの?

いくら人に迷惑をかければ良いの?







ドウシテ僕ハ

生キテイルノ?