睦月は最初に水無月家の当主に
会うことになった

優翔が当主に簡単に説明したら
いつでもおいで、と言われたらしい

優翔は睦月に正装をしてきてほしいと頼み、
睦月は言われた通りにプリンセスとしての
格好で水無月家の前に来ていた

「小鳥遊睦月ともうします
御当主様に会いたいのですが」

「どうぞ奥へお進みください」

睦月は魔法薬屋を越えて、奥の邸宅へと行った

玄関の前ではタキシードを着た
優翔が待っていた
「待ってたぜ!
お前は正装をすると一層美人になるよな…」

「ん、何か言った？」

「あぁ、いや何でもない
部屋で当主が待ってるぞ!
行くか!」


優翔の後を進んでいくと優翔が一際大きな
扉の前で止まった
ここが当主のいる部屋だという

「当主様
今、小鳥遊睦月殿をお連れしました」

「入りなさい」

優翔は扉を開けて睦月も入るように合図した