正装をやめ普段のドレスに戻った
睦月は自室にいた

するとノックの音が聞こえ優翔が入ってきた


「お前があそこまで完璧に出来るとは
思わなかったよ

俺も大丈夫だったろ?」

口調もいつもの優翔に戻っていた


「優翔も完璧に出来てたよ!

もうすぐ私がこの国を仕切らなきゃなんて
全然想像がつかないよ…
やっていけるのかな私なんかで」


「睦月なら大丈夫だって
それに俺が何時でもお前を守るから
安心しろ

国王様だって睦月に与えた最初の仕事を
やりやすいのにしてくれただろ」


「そうなんだけど
それが逆にプレッシャーにねぇ」


「睦月は自信を持てばなんだって出来るだろ
今までだって今日の練習だって

だから何時でも笑っていてくれよ
そんな悲しそうな顔なんかするなよ!」

優翔に励まされた睦月は頑張ってみると
いつもの口調で言った





そうして残りの日を練習に費やし
ついに明日は載冠式となった