〝ただいまより載冠式の予行を始めます

紅麻国第1王女小鳥遊睦月
水無月家長男水無月優翔
入場〟

中から聞こえる声に合わせて2人の前の
扉が開いた
そして2人はゆっくりと歩きながら
国王の前に膝まずいた


『本日付で小鳥遊睦月を王女とする
よろしいか』

「はい、国王陛下」


国王は睦月にローブと冠を着けた


その次は優翔に対して小さめの冠を着けた


誓いの言葉を言うことや載冠式、結婚式が
終わったあとにバルコニーへでて
最初の国民への挨拶の練習も何一つ
間違えることなくできた


本来なら通しで2回やる予定だったが
あまりにも完璧に出来上がっていたので
今日の練習は終わりにし残りの時間は
久しぶりに2人で過ごしていいと許可を得た