「えっ…
今までの横暴な態度すいませんでした

因みに噂通りで全属性持ちなんですか?」

半信半疑な様子で高ノ宮は睦月に訊ねた

「まぁ普通に使えるわよ
全属性の神級魔法まで」

「すごいです!
俺も魔力が強くなったら全属性持ちに
なりますか?」

「それは私にはわからない
でもこれ以上属性が増えることは
無いと思う
生まれつき魔力が強くないと
全属性はなれないから
この国で全属性持ちは私だけだから
できたところで今使える魔法の威力を
あげることかな
神級魔法を使えるようになるくらいまで」

「俺が育ったところで俺が誰よりも
強い魔力を持って生まれてきたんすよ
俺生まれつき5万も持ってたんすよ
これでも全属性持ちにはなれないんすか?」


どうしても全属性持ちの魔法使いになりたいと
高ノ宮は睦月に言い続けた

「確かに生まれつき5万はすごいわ
でも全属性持ちは生まれつき最低でも
18万は無いと無理なの
いい加減諦めなさい」

「わかりました…
もし俺が神級魔法まで修得したら
睦月さんの生まれについて教えてください」


「私が部隊にいるまでに修得できたら
考えてあげる

でも今日はこんな話をしているから
時間切れね
また私が部隊に来たら指導してあげるから
それまでは自主練しておきなさいよ」

「はいっ!
ありがとうございます!」