「まずは海に入ってきて!」

咲希が言ったにも関わらず優翔はなかなか
入れなかった

「ほら
さっさと来る!」

しびれを切らし始めた咲希は、自分も1度
海から上がり優翔を無理矢理海へと行かせた

「まずは座って
絶対ここなら溺れないから」

優翔も堪忍して咲希の指示に従い
ゆっくりと座った

「全然怖くないでしょ?
次は波打ち際まで戻ってそこに寝て」

「それは無理…」

「無理じゃない
やらなきゃいつまでたっても泳げないよ!」

「わかったよ…
寝ればいいんだろ…」

優翔は先程よりもしぶしぶ波打ち際に寝た

波は優翔の顔にかかることがあったが、
咲希が近くにいるので起き上がることが
出来なかった