振ったのは僕だった。




「そぉかー?結構似てると思うぞ、煙とか」


『それだけじゃんっ!本当適当だよね~もう。高校の時から…』


高校の時…
あ、そうだ、私達別れてるんだ。


付き合ってたあの頃のように話してても、私は結局振られた人で。

おとはその私を振った人。



「高校と言えばお前が授業中寝てるときさぁ~!」



笑顔で話すおとに対し、私は冷静に話す。


『あ、あのさ、』


「ん?」


『いくらこれ?』


水を持ちながら私は聞く。


「120…ってか別にいらねーよそんくらい!」


持っていた財布から小銭をだし、お金を返す。