振ったのは僕だった。



にしてもおと…
結構上司と上手くやってたな。


まぁ昔からムードメーカーな奴ですぐ色んな人と仲良くなれてたもんね。



「バァーカ。これでも飲めよ。」


そう声が聞こえた瞬間、私の頬が急に冷たくなった。


『ひゃあっ!?』


頬に手を置いたら、冷たい水のペットボトルがあった。



『え…これ…』


「あ、そこで買ってきた」


居酒屋の隣の自販機を指さす。


何で…
何でわざわざこんな事してくれんの…



居酒屋の外に座る私の横に、央斗は座ってきた。