その嘘に踊れ


いつも組織の幹部を警護している戦闘員たち。
金でその辺から掻き集められた傭兵たち。

明晩、ソイツらが総出でこの廃墟を急襲する。

その守りが手薄になる隙を突き、『Unnamed Children』全員で反乱を起こすつもりだ、と。

だからその間、戦闘員たちをココに足止めできないか、と。

ふーん。

やっぱ組織は、数の有利をきかせるつもりだったか。

芸がないな。

ふーん。

そして彼らは私を利用し、この状況を利用し、数の有利をきかせるつもりなのか。

コッチはなかなか面白い。

私はヘーゼルの瞳をジっと見つめた。

計画を立てたのは、きっとこの男。

希望を示し、説き伏せ、傍にいながら関わりを持とうとしなかった『Unnamed Children』をまとめ上げたのも、きっとこの男。

警護が出払っても、元工作員を相手にするのは容易ではないだろう。
おそらく、武器も揃っていないだろう。

犠牲が出ないはずがない。

それでも人として自由に生きようと決めたデイジーの目には、強い意志と覚悟の光が宿っていた。

オネェにしとくの、惜しいな。

私は彼らに言った。

私には、『足止め』なんて優しい機能は装備されていないので、向かってくる身の程知らず共はミナゴロシでーす☆

だけど、今ココにある武器は持ってって下さって結構でーす☆

でもって、その危なっかしい計画に修正を加えて、成功率を上げてきましょー☆

叩くなら、徹底的に☆

エビバデミナゴロシデース☆★☆