その嘘に踊れ




嘘デスネ。
ソーデスネ。


「嘘ですね」


ハイ。
透子さん、まんまな代弁ありがとね。


「嘘?どーして?」


「初期設定では、自我に目覚めたスカイ○ットがロシアに向けて核を発射するのは、1997年、アメリカ東部時間の8月29日午前2時14分。
既に過去です」


「ぅわ、詳しいネ。
ファンなの?
じゃあね…
今、ダークサイドに堕ちた黒いマスクの男が、なんか地球を侵略しに来てるンだ。
コーパーコーパー言いながらラ○トセーバーを振り回して暴れてる。
そして俺は、父であるその男を倒し、双子の妹である君を救いに来た、ジ○ダイの騎士だ」




嘘が雑になってマスネ。
ソーデスネ。

ナニ?コイツ。
そんな真剣なツラして、なんつー嘘ホザいちゃってンの?

言ってやって、透子さん。
今回も言ってやって。


「ちょっと待ってください。
黒いマスクの人の呼吸音は、シュコーシュコーじゃないンですか?」


あれェェェェェ!?
呼吸音とかどぉぉぉでも良くね!?


「とりあえずソコをハッキリさせるために、テレビか新聞を見せていただけませんか?」


やはり動揺の片鱗も見せず、透子は言った。