☪︎ ⋆ 。 ˚ ✩ 眩い太陽の光に目を開くと 私のお腹の上に、見慣れないぬいぐるみが ちょこんと乗っていた。 いつも通りの自分の部屋。 ベッドの目の前にあるお気に入りの青い姿見も 昨日、やりかけたままの机の上の宿題も 窓辺に飾ってある澄んだライトブルーの小瓶も ひとつだけこぼれ落ちてしまった金平糖とその瓶さえも いつも通り。 なのに……… 私のお腹の上の 小さなぬいぐるみだけが 異世界的な非日常を物語っていた。