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眩い太陽の光に目を開くと





私のお腹の上に、見慣れないぬいぐるみが

ちょこんと乗っていた。









いつも通りの自分の部屋。



ベッドの目の前にあるお気に入りの青い姿見も

昨日、やりかけたままの机の上の宿題も

窓辺に飾ってある澄んだライトブルーの小瓶も

ひとつだけこぼれ落ちてしまった金平糖とその瓶さえも



いつも通り。








なのに………




私のお腹の上の

小さなぬいぐるみだけが


異世界的な非日常を物語っていた。