◌ ˳ ⚛ ˚ ⌖ ―『お父さん!』 闇の中 “私”の声だけが寒空に響く。 『優菜…………?』 うっすらと目を開いたその男性の瞳には 瞬く星々が美しく映っていた。 『ホシと仲良くな。』 そんなの、無理…… だって宙を仰げば今だって 緑のフェンスに手を掛けて 放心状態でこちらを見下ろす 彼の姿が見える。 『優菜。星は…………』 その言葉を紡ぎながら 彼は目を閉じた。 満点の星々に包まれた 冬の日だった…。 ◌ ˳ ⚛ ˚ ⌖