『そう言えと、マニュアルに書いてありました。』









メリのふわふわボディーから

また、





スパーンッと心地よい音がした。


今度はバッチリ、角を使ってやった。






してやったり顔で笑う私を睨みつけると







『スペェア フール (槍よ降れ)』



真顔で恐ろしい呪文を唱えた。


さっきまで私の身の心配してなかった?!

ねえ!

素晴らしい手のひらの返し方だね!!!





「シールド (防御)」





私は既のところでシールドを貼った。












ギリギリ、間に合った………。




「ちょっと、メリ!危ないじゃないの!」











私がシールドを解きながらそう文句を言うと






『ファイヤー ウォール (炎の壁よ立ちはだかれ)

ダーク カヴァー (闇よ覆え)』








二つの技を連続で繰り出してきた。





しかもこの組み合わせは敵の足をすくうことを目的とした基本の連携技だ。





炎の壁に気を取られているうちに

到着速度の早い闇があたりを覆い、

逃げ場がなくなった頃に炎が襲いかかるのだ。

















………って、そんなことを説明してる場合じゃなかった!!






「シールド」


またもやギリギリでシールドを貼る。

















でも、今回は…………