「ねぇ、かっ…………」
「っぇえええええ!?たっ、橘旭陽から借りたぁあああああ!?!?」
もう1度名前を呼ぼうとしたが、華純のバカでかい声でかき消されてしまった。
耳の奥を刺激するその破壊力に、思わず耳に指を突っ込んだ。
「日菜子って、あの観賞用王子と仲良かったわけ!?」
「仲良いっていうか、橘くんは…………」
「てゆうかあの冷血が貸してくれるとかあるの!?なんでそんな展開になってるの!?!?」
また、途中で言葉が途切れてしまった。
華純ったら質問してくるくせに答えさせてくれないなんて………。
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