射的を一度もやったことはないけど、とても難しいと聞いたことはある。 コルクが全然当たらないとか、当たっても落ちないとか理由は様々。 それをすぐに成功させてしまう橘くんはさすがだ。 完璧すぎて怖いくらい。 「ほら、やる」 「えっ」 取ったばかりのぬいぐるみをわたしに向けて「早くしろ」と呟くように言う。 「あ、うん」 なんとなくの流れでまた受け取ってしまったけど…………。 「それが欲しかったんだろ?」 「え、なんで……?」 「キミを見てたらそんな気がした」 「そ、そっか……」