永遠に君だけを

「4、5年ぶりじゃない??」
あぁ、そうだ。
もう随分も前に一緒に帰らなくなったんだった。
『皆にからかわれるから。やよにも迷惑かけるから一緒に登下校するのはやめよう』
そう言われたんだったね。
でもさ、
「相変わらず、私を“やよ”って呼ぶのは光ちゃんだけよ」
別に誰が決めたわけでもないけど、他に誰も私をやよとは呼ばない。
「俺も。“光ちゃん”なんて呼ぶのやよだけだよ」
恋人でも何でもないけど、ただ特別なだけだけど、私たちが呼び合う名前を他に誰ひとりと言わないのはなぜかな。
勘違いされてるのかも。 
「なぁ」
懐かしい。
優しい光ちゃんがいう“なぁ”。
「何??」
光ちゃんを見れば真っ直ぐに夕陽を見ていた。
「優…と、うまくいくといいね。優は超いいやつだからさ。お似合いだよ」
光ちゃん…