永遠に君だけを

考えてもわからないなら、考えなければいいだけなのに。
「はぁ…」
今日何度目かわからないため息をきき、私は眠りについた。

あれから何日考えていただろう。
何時間彼のことを考えていただろう。
学校ですれ違うことは度々あった。
その度に目が合って、逃げるかのようにしていた。
時が経つのは早くて。
気付けばもう夏休み前日だった。
あれから何も解決していないのに…

「ねえ、弥生。夏休み、沢山遊ぼうね!!」
恵美が隣で行きたいところを上げていた。
「私、水族館に行きたいなぁ。あ!動物園もいいよね。遊園地も!花火もしたいし、お祭りも行こうね。後は…」
「恵美」
「ん??」
折角恵美が話してるんだから。
悩んでても仕方ない。
毎日毎日悩んでも出口なんて見えなかったんだから。
考えるのをやめよう。
「全部、行こっか」
精一杯の笑顔で。