The universe privateer

空中に上昇している間に、追いついて来たジュデッカの拳の連打を浴びせられる。

先程のウラヌスの攻撃のお返しとばかりに、滅多打ち。

防御すら儘ならず、ウラヌスはいいようにやられ続ける。

「能力値1300万程度で私に逆らおうなどと、いい気になって夢見させてしまいましたか?残念でしたねぇ」

ほくそ笑みながら、ジュデッカは大きく拳を振りかぶる。

「私の能力値は1億です」

その能力値1億の拳が叩き込まれる寸前で。

「はーーーーーーーーっ!」

ウラヌスは全身のエネルギーを込めた光線を撃ち放つ!

周囲を包み込む青白い閃光。

まるで核爆弾でも落としたような、巨大なキノコ雲が巻き上がる。

拠点の建物は勿論、他の宇宙私掠者達までも巻き込まれて犠牲になった。

惑星の地形が変わるほどの、凄まじい爆発。

それでも。

「!!!!」

爆発の中からジュデッカは手を伸ばしてウラヌスの首を摑み。

「うあぁあぁあぁぁあぁぁあっ!」

高速で急降下して、彼を地面に叩きつけた!