入学して二ヶ月足らずで、まだまだ学校に馴染みきれてない晃だが、熊下の扱いだけは、他のため歳に比べてだんとつだった。 「ふぃ〜、熊下のとっつあんに捕まるとなげぇかんなあ」 やっと靴箱までたどり着き、靴を上履きにはきかえる時だった。