「先に帰ってるんじゃなかったのか?」 無表情で私が送ったメールを見せて、といただしてくる。 冷や汗が背中に流れた。 「いやぁ…ちょっと、状況が変わって……」 軽く笑いながらそう言うと、きょーちゃんは視線を先生に移す。 「先生、葉月はケーキ屋にいたんじゃ?」 「いや…見間違え…だったかも?」 先生も目を泳がせながらそう言った。 怒ったきょーちゃんを前にしたら、きっと誰も逆らえない。