「あの…帰れって言われても、靴が……」 「……黙っておくのは諦めて柴崎に靴持ってきてもらえ」 そう言って先生はもう一度携帯を開いた。 やめてぇぇぇ!! 先生、ひどい!! 一度は一緒にきょーちゃんを欺こうとした仲なのに!! …もうチョコ渡しに来ない。 絶対。 結局、先生が連絡してきょーちゃんは息を切らせながら生徒指導室にやってきた。 キッと私を睨みつける目は獲物を見つけたオオカミそのもの。