「…絶対あの子だね」 佳奈ちゃんはそう呟いて田口さんを睨みつけた。 「…そうだね」 私は佳奈ちゃんの言葉にうなずいた。 放課後。 きょーちゃんの部活が終わるのを待っている間、私は図書室で課題をしていた。 そしてふとあることを思いついた。 家に帰った振りをして、靴箱を見張っていたら田口さんを捕まえられるんじゃないかな? 私は実行してみることにした。 私はひとりでも大丈夫。 ひとりじゃ何もできない子なんかじゃないもん。