それに…言われたんだもん。
佳奈ちゃんやきょーちゃんがいなかったら私は何もできない子だって。
絶対にそんなことない。
あたしはひとりでも平気。
誰かにすがってないといけないほどヤワじゃない。
私はふたりがいなくても大丈夫ってことを証明したかったんだもん。
「佳奈ちゃんならどうする?」
「あたし?あたしなら、犯人特定して倍返しして死ぬ程後悔させる」
…佳奈ちゃんが敵じゃなくて良かった。
親友で良かった。
心の底からそう思った。
「うーん…死ぬほど後悔してもらわなくていいけど、嫌がらせはやめてもらわないと困る」



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)