はなはニコッと笑って手を振ってきた。 『頑張って』 口パクでそう伝えてきたはなは、やっぱり可愛かった。 ☆.°★°.☆.°★°.☆ 部活が終わり、下校するように校内放送が流れた。 外に出ると、もうずいぶん陽が落ちている。 真尋と門を出るとそこにははながいた。 そして、はなの隣には笹原がいた。 真尋は笹原の姿に気付いた瞬間、満面の笑顔を見せる。