そう言いながらキッチンに入ると、はなは目を見開いた。 「きょーちゃんが作ってくれるの!?」 「…まあ。ちょっと気まぐれで」 するとはなは嬉しそうに笑った。 俺が料理したらはなは喜ぶのか? …そんなことではなの喜ぶ顔を見ることが出来るのか。 だったら毎日やってみてもいいかもしれない。 「じゃあムニエル作ってみる?」 「ムニエル?」 「鮭の切り身に塩コショウをかけて、それから小麦粉をまぶしてバターで焼くの。中学校の時の家庭科の教科書に載ってるくらいだから簡単だよ」