現役バスケ部なめんなよ。 少なくとも、そこらへんの女子よりは速いぞ。 俺はすぐにはなに追いついて、その肩をつかんだ。 「逃げてんじゃねーよ。誰が逃がすか」 耳元でそう言うとはなは肩を震わせた。 「…たまに脅威を感じる」 「はなを監禁したいとか思ってるかもな」 そう言ってから固まってしまったはなを置いて歩き出すと、後ろからおびえたような声が聞こえてきた。 「私、売られたくないよ!?」