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暖かな日差しが差し込む昼休み。
今日も私は親友にすがりつく。
「佳奈ちゃんー!!もうダメ、私生きていけない」
葉月はな、高校2年生。
桜が咲き誇っている暖かくて明るい季節なのに私の心は梅雨真っ最中。
「えー?何言ってるの。またきょーちゃんのこと?」
私が泣きついている相手は親友の笹原佳奈ちゃん。
私と違ってしっかりしてて、ドジなんてそうそうしないお姉さんタイプの子なの。
そんな佳奈ちゃんはちらりと女の子3人に囲まれてニコニコ笑っている男の子を一瞥した。
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