扉が開いた勢いが強すぎて、ひざからこけてしまった。 ……はなめ。 後先考えろ。 …俺が悪いのかもしれないけど。 「きゃーっ!!ごめんねきょーちゃん!!大丈夫!?」 はなはあわてた様子で俺の隣にしゃがみこんで、俺の背中をなでながら言った。 「えっと、えっと…痛いの痛いの、飛んでけ!!」 考えた結果、はなはおまじないを使った。 たいして痛くないんだけど。 若干驚いたけど。