「疲れたはなのためにひざまくらしてやるから。ゆっくり寝ろ」





「いいよいいよ!!ちゃんと布団で寝るから!!」





体を起こそうとすると、肩を押されて止められた。





「甘えとけ。俺がしてやるって言ってるんだ。拒否権なーし」





きょーちゃんは楽しそうにそう言った。




……さては。


私にひざまくらするっていう、きょーちゃんにとっての【名案】を思い付いたからご機嫌だったのかな?




……それなら、オオカミさんのご機嫌を損ねないようにお言葉に甘えることにしようかな。