下は制服のズボン、上は黒いTシャツという、家に帰ってからよくしている格好のきょーちゃんだった。 慌てて駆け寄ろうとすると、地面のでこぼこにつまづき、バランスを崩した。 「はなっ!!」 「わぁ!!」 コケかけた私の体を受け止めてくれたきょーちゃんはあきれたような顔をしていた。 「バカ。ちゃんと足元見ろよ」 「早くきょーちゃんのそばに行きたくて」 そう言って微笑むと、きょーちゃんは明後日の方向を見た。 その顔は、少し赤い。