わあ!! ……立ち聞きしてるの、バレてた。 私はおずおずと木の影からきょーちゃんの前に行った。 「……信じられないこの二重人格…とか思ったか?」 ほんの少し声を高くして。 それ、私の声真似? ぜーんぜん似てないよ。 「うーん。少し」 小さく笑ってそう言うと、きょーちゃんは苦笑した。 「俺が告白されてるの、どう思った?」 「どうって…別に?」