「……はな、ここ教えて」 「んー?あ、そこはこの公式使わないとダメだね」 はなは教科書と問題集を交互に見ながら丁寧に解説してくれる。 正直に言って、先生の説明よりわかりやすい。 先生はひたすら数式を黒板に書き連ねていくだけで、はなみたいな説明が少ない。 だからわけが分からなくなる。 雑談多いし。 ていうか、はなの話だから、先生の話よりも真面目に聞こうって思える。 声が優しいから耳に入ってきやすいし。 一家にひとり、はながいたら大抵の学生は大学進学出来るだろうな。