パンフレットを開いて、興奮気味にそう聞いてくる佳奈ちゃん。 私はもちろん……。 「落ちる系!!」 「よっし!!じゃあ行こう、すぐ行こう!!」 私と佳奈ちゃんがキャーキャー騒いでいると、後ろから少し冷めた声が聞こえてきた。 「お嬢さん方、タフですね」 「バカと煙は高いところが好きらしいからな。叩き落としてみたいとかたまに思う」 私たちをタフだと評価したのは七海君。