「関係ないわけないだろ。 ……俺も、はなが好きなんだから」 しっかりと男子を見据えて、そう言った。 「好きなやつをこんなに怖がらせる奴を黙って許せるわけない」 男子はグッとうつむいて、休憩室から出て行った。 あー、やっと俺の視界からいなくなってくれた。 「はなさーん。人が来たらやばいんで、離れてくれません?」 そう言うけど、はなは全く俺から離れようとしない。