「夕飯までに風呂入っとけってしおりに書いてあるけど、風呂ってどこ?」 「下の大浴場じゃなかったか?」 「あー、本当だ。じゃ、行くか」 俺と真尋は着替えを持って大浴場まで向かった。 その途中、同じく大浴場に向かっている途中であろうはなと笹原と遭遇した。 「……はな、バスでは楽しそうだったな」 「バス?……ああ、たくさん隣の席に座ってた人とお話したよー」 ニコニコしてそう答えるはな。 あー……またイライラしてきた。