この子たち…ううん。

もしかしたらサッカー部全体にとって、痛手になるようなことをしたんだ。




「し…柴崎…?何したんだ?」




「別にー?サッカー部顧問の中で一番俺が関わりたくない先生に事情を話しただけだよ」




黒いオーラをまとったまま、きょーちゃんはニコニコと楽しそうにそう言った。



するとビキッと保健室の空気が固まった。

真鍋君までもが半歩後ずさりをした。




きょーちゃんが一番関わりたくない先生。

それほきっと……。





「お前らぁ!!何やってんだぁぁぁ!!」