「あ、きょーちゃん。メール届いてた」 ベッドの上に放り投げられている俺の携帯を真尋は指さした。 確かに携帯のランプが点滅している。 一体誰から? メールボックスを開こうとした時、電話がかかってきた。 画面に映る名前は……母さん!? 「もしもし?」 『響羽―!?日本に今来てるんだけどさー、わが家に誰もいないのー!!』