まあ、やるだけやってみたらいいだろう。 はなは携帯を窓の外に向けて、写真を撮った。 「……撮れた!!撮れたよ、きょーちゃん!!」 はなはそう興奮気味に言って携帯を見せてきた。 別にいいけど…そんな興奮気味な声出したらふたりが起きるぞ。 そう思いながら携帯を覗き込むと、確かに虹がきちんと映り込んでいた。 「わー嬉しいなぁ。待ち受けにしようかな」 「それ、俺の携帯に送って。俺もロック画面にそれ使う」