自分の持ち札を相手が言った瞬間、それが嘘だって分かるし。 「ダウトは無理だろ。せめてババ抜きとか…」 「ババ抜きふたりとか面白くない!!7並べは!?」 「同じだろ」 「じゃあ大富豪!!」 「それも同じだろ」 そんなやりとりをしていると、前の座席に座っていた女子が振り返ってきた。 その女子とは、笹原。