あらかじめ割り振られた座席を探していると、女子数人に声をかけられた。 「きょーちゃん今日も可愛いね!!」 「そう?ありがとう」 『今日も』って何? 俺の顔って毎日変わってんの? ……本当、女子の考えることって意味わからない。 「あ、きょーちゃんあったぞ」 真尋は後ろから空いている座席を指さした。