俺は違う意味で焦ってるけど。 男女2列になっていて、はなの隣の男子は真尋が『あいつ確か葉月のこと好きだよ』って言ってた奴だったから。 さっさと新幹線乗れ。 んでさっさと離れろ。 近づくな。 「げー。最終日の、1日テーマパークで遊べる日に雨降るらしい」 俺の後ろに並んでいた真尋は売店で買ってきたのか、新聞を見て顔をしかめていた。