「雅也くん..」
俺は中々口を開かない雅也くんの名前を呼んだ
「お前、なんで俺がお前をキャプテンに推薦したか分かるか?」
え?
「お前なら、壁を乗り越えられると思ったからだ」
「壁っすか..?」
「そ。キャプテンになるための壁」
壁、か..
今俺は、その壁にぶち当たってるってことか..?
「俺はな、最初はキャプテンになるのが嫌だったんだ」
「え?」
「だって、重荷になるだろ?今までなら自分の好きなようにプレー出来てたのに、それがいきなりチームの柱になるんだ」
そうか、確かに、そうだ
俺がどこか感じてたプレッシャーはそれだ

