そして、一時間目が終わり休み時間になった

「なぁなぁ!うちあんたを見てピピ!っときた!
うちと友達になってくれへん?」

「神嵜さんも!私もそう思ってた!」

「ほんまに!てゆうか友達やったら神嵜さんなんて呼ばへんで?鈴華って呼んで?」

「分かった!これからよろしくね鈴華」

「ねぇ、真美~将馬がまた皆に冷たいけど良いの?」

「良いわけないでしょ!」

突然やって来た颯人に答える

「えっと、王城君やったよね?」

「はい、そうです貴女は神嵜鈴華さんですよね」

「そうやで、ところで、大里君いつもあんな感じなん?」

「そうそう!でも六年生の頃は皆に優しかったけど」

「何かあったん?」

「それが、「と、とにかく早く来て」は~い」

「・・・」

「もう!将馬何してるの!」

「あ、華早姫さんやないか、どうにかしてくれへんか?」

「神嵜君?将馬が何かしちゃった?」

「いいや、大里が早乙女に冷たくせっしてな?落ち込んどるんや。ほれ」

そういって神嵜君は将馬から少し離れたところにいる黒板の横を指差す。そこには―...

「僕なんて僕なんて!」

凄く落ち込んだ早乙女八千代君がいた

「さ、早乙女君?」

「華早姫さん?どうしたの?さっきまで神嵜さんと話してたのに!」

パァァっと明るい表情になった早乙女君は「千代って呼んでくれないかな?」
といって「わかった」と言うとまた笑顔になった

「それで?将馬が何かしたの?」

そう聞くとまたシュンとしてこう答えた