先輩の弟クン


弟クンと、かぁ…

考えるだけで、

蒼「はぁぁぁ…」

いつきちゃんの頼みだし、一回くらいなら、まぁ…

もしかしたら、テンションのハイとローが激しい子かもしれないし。

蒼「っと、確かこの辺のはず…」

来たのは体育館裏口。人が少ないから簡単に外に出れる。

ここに弟クンが居るはずなんだけど…いた。

あのデカい図体と短い髪は弟クンで間違いない。

蒼「弟クーン。」

呼んだら弟クンはこちらに気づき、軽くおじぎをした。

うん。相変わらず無口だね。

蒼「いつきちゃんから聞いてると思うけど、一緒に帰るんでよろしく。」

今日だけな!!

いつきちゃんを少し恨み、裏口のドアノブに手を掛けた。