「夕日…?」





「朝日!!」





薄暗くて確認できなかったのか確かめるようにあたしを呼ぶ朝日の声にいささか大げさに反応してしまった……






だってだってだって…!!!!







……き、気づいちゃったら…なんかドキドキすんだもん…っ








「どこか行ってたのか?」






「…あ、うん。啓に呼び出されてたから」






「啓…?」





いきなり低くなった声にビクリ、と体が震える。