あたしだけのヒーロー

「…俺はその日から夕日を避けた。





怖かった。自分がしたことと向き合うのは。




………でも、啓は…ずっと夕日に会いに行ってたよ。








直接顔は見せなかったみたいだけどね。





………そして、今日が来た。







聞いたことのあるような声が聞こえて、思わず見たら笑ってる夕日がいた。





懐かしくて、思わず声をかけていた。








……怯えて、気を失うまで俺を怖がる夕日に、俺は激しく後悔した。






今更、遅いのに。諦めきれずに、あの男が君を連れていく時に待ってるって伝えてくれ、って言ったんだ。」