あたしだけのヒーロー


「…夕日、今日の放課後あいてるか?」




「うん?あいてるけど、どうしたのー?」







「ちょっと4階の空き教室まで来てほしい」





「うん?わかった」






千里と啓に一緒には帰れないことを告げ、矢代徹が待つ空き教室へ向かった。






「…夕日。」





「何ー?」






「…ごめん」




何を謝ってんの?そう聞きたかった言葉は、言えなかった。






……強引にキスされたから。