「もーっ、本当にあんたって子は!!




女の子っていう自覚を持ちなさいっ」




「はぁーい」





なんども言われてきたお説教を聞き流して、顔を洗いに洗面所へ向かう。






あたしは別に“女の子らしさ”がいるとは思わない。





まー、一時期は頑張ってみたこともあったけど、






所詮無駄だったし。





あたしには向いてないんだ、って諦めてる。