「おはよう、宗佑!!」

「おはよ。お前、元気すぎるだろ…。」

宗佑はそう言いながら、眠たい気にあくびした。

低血圧なのに、私を迎えに来るために早く起きるから、朝は辛そうだ。

「無理してこなくていいってば!」

本当は毎日迎えに来てくれるのが嬉しいのだが、宗佑に迷惑をかけているのは、心苦しかった。

「んー。」

宗佑は肯定とも否定とも取れるような返事をした。

「気にしなくていいから。俺が迎えに来たいだけだから。」

「でも…」

「そういう時はありがとって言っとけよ!」

そう言って宗佑はニカっと笑った。

こういう所が好きなのだ。

すぐにネガティブになってしまう私にとって、宗佑の優しいと明るさは憧れだ。

宗佑は私の太陽なのだ。

「うん!ありがとう!」

宗佑のマネをして私はニコッと笑って言った。

「…ん。
…お前、その笑顔は反則だろ///」

照れている宗佑の顔に照れて、赤くなってしまう。

2人で照れているなんて、なんかバカみたいだけど、幸せだった。