「わかんねぇ、それよりお前のほうは?」 だんだんとはっきりしてきたのか、目が起きてきた紘に私は片手に持っている袋を見せた。 「ばっちりです。店員さんのセンスがよくって」 本当に、あの人私の趣味をとらえていた。 ラッキーだった。 「そうか、よかったな」 少しだけ頬を緩ませた紘をみてこれを写真とって売ったらどれくらいつくのだろうなんて考えた。 最近よく笑うなって思う。 いい事だけど 「じゃあ、私はこれで、では」 そう言い、私はみんなに背を向けて一日ぶりとなる家まで向かった。